
推理小説の覇者になりたい。
まずは有名作品の未読を少なくしていきます……!
作品一覧
長編
『さようなら、追憶』
徒然推論
ノンシリーズ
短編


森の諜報員さん
ある冬の日。
諜報員スペードは、森で暮らす小説家シルヴェスター・フロストと協力体制を築くために接触した。
おかしな経歴を持つ小説家に警戒心を解けずにいたが、ついにシルヴェスターが本性を表し……?!
葵紀ノ未
推理小説の覇者になりたい。
まずは有名作品の未読を少なくしていきます……!
作品一覧
長編
義務教育の完了を数か月後に控えた今、この三年間の名前には「怒涛」が相応しいと明言する。
すべてを受け入れるには準備不足だったため、過剰供給された経験値を放置して四カ月。夜半の月に励まされ、この回顧録の記述へと考えが至ったのはつい先刻のことである。
真っ白な未来を描けないことは既に悟っていたとはいえ、自分の行動が無意味に思えたり、好手か悪手かわからず先の見えなさにくじけそうになったりしたことは数えきれない。心が理想に戦いだことも、一度や二度では無い。
だが、たとえ、まだ遅くないとしても、すべてが無駄に終わろうとも、諦められなかった。もはや己の意志で立ち止まることはできなかったのである。
諸事情から日野を名乗るようになり、興味レセプターに導かれ幾重もの希有な経験を経て現在に至る。
以降に続く章において、事実とは異なることや覚えていないことを書くつもりもない。
ただ、エポックを画する出来事も含め、中学生時代のことを物語として文らず正確に記せていたら幸いである。
二〇一六年 一月 日野 真記
努力家なポンコツ探偵・寺尾さん。素敵な性格の助手・日野くん。
ふたりが徒然なるままに推理を構築していく、日常の謎シリーズ。
ノンシリーズ