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【安楽椅子探偵の先駆け】バロネス・オルツィ


彼女の著作で圧倒的に有名なのは、やはり『紅はこべ』でしょうか。安楽椅子探偵のパイオニアとしては〝隅の老人〟シリーズが不朽であることは変わりありませんが。


生涯

ハンガリーの由緒ある男爵家の娘として生を受け、幼いころに渡英、一家で帰化しイギリスで暮らすようになる。
結婚後、ふたりの子どもに恵まれ、夫と挿絵や翻訳によって生計を立てつつ執筆活動を開始。
やがて夫婦でモナコ・モンテカルロに移住したが、夫の死去・別荘への空襲によってイギリスにもどり、オックスフォードシャー州のテムズ川近くに住居を構えた。
1947年に鬼籍に入る。




安楽椅子探偵の先駆者 バロネス・オルツィ

故郷の童話にはじまり歴史小説や恋愛小説をメインに執筆活動を開始した。

シャーロックホームズシリーズの人気に触発され、編集者の提案に乗り、推理小説――隅の老人を探偵役とする短編を執筆する。隅の老人は、〝ホームズのライバル〟のひとりのなかでも安楽椅子探偵のパイオニアとして、重要な探偵役として地位を確立した。

その後、歴史小説『紅はこべ』が不朽の名作として名を刻む。
『紅はこべ』シリーズの傍ら、隅の老人をはじめとしてレディ・モリー、密偵フェルナン、刑事ヘクトル・ラティション、弁護士パトリック・マリガン5名の探偵役を書き上げる。




探偵役

隅の老人、レディ・モリー、密偵フェルナン、刑事ヘクトル・ラティション、弁護士パトリック・マリガン のページはそれぞれ作成中です。
もう少々お待ちください。


隅の老人

☆個人的には『ダブリン事件』がイチオシです。

短編37作品は 隅の老人 を探偵役とした作品である。






レディ・モリー

☆『レディ・モリーの事件簿』で完結するので、お手軽にお楽しみいただけると思います。

短編12作品は レディ・モリー を探偵役とした作品である。





密偵フェルナン

☆個人的には『疑問の地下道』がイチオシです。

短編9作品は 密偵フェルナン を探偵役とした作品である。





刑事ヘクトル・ラティション

☆当該書籍を英・邦ともに捜索中です。すみません。

短編7作品は 刑事ヘクトル・ラティション を探偵役とした作品である。





弁護士パトリック・マリガン

☆個人的には『ギブスン少佐事件』が好きです。

短編10作品は 弁護士パトリック・マリガン を探偵役とした作品である。





おすすめノンシリーズ

『べにはこべ』

長編作品、シリーズ第1作目
発表:戯曲(イギリス)
   1905年
原題:『The Scarlet Pimpernel』

1792年、革命下にあるフランス。
謂れのない嫌疑をかけられて処刑されていく貴族。
そのような情勢の中で、鮮やかで大胆な方法で捕らえられた貴族を救い出しイギリスへ亡命させる一団〝紅はこべ〟の活躍が騒がれるようになった。

革命政府は〝紅はこべ〟壊滅を目標に、メンバーでさえ素性を知らないリーダーをあぶりだそうと動き出す。






以上、バロネス・オルツィが創造した5名の探偵役。
それぞれの活躍、どうぞ刮目あれ!

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