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【推理小説の父】エドガー・アラン・ポー


推理小説家・江戸川乱歩がペンネームの参考にした、というお話。
聞いたことがある方は多いのではなかろうか。

(彼のサイン、おしゃれ度が高いと思う。)


生涯

幼いころに両親を亡くし、アラン家の養子になる。
18歳で初めて詩集を匿名自費出版して以降、さまざまなジャンルの作品を執筆。
出版に携わりながら執筆を行っていたが、妻が鬼籍に入ると、不安定が加速した。
1849年、路上で倒れているところが発見されて死亡が確認された。

(当時、違法選挙において、過度の飲酒をさせて投票させる手口が横行。
過剰飲酒の原因は、未詳)




ミステリの父 エドガー・アラン・ポー

正確には初めて推理小説を書いた人では無く、80作以上ある彼の作品において推理小説は5作のみ。
そのような氏が〝推理小説ミステリの父〟と称されている理由は、著書『モルグ街の殺人』が推理小説の黎明だから。

昨今の推理小説の起源であると表現できるポイントは、3つ。

1 探偵役デュパンの活躍を、助手役“わたし”が知っていること
2 不可解な謎の提示に対して 合理的&フェアな推理が探偵役によって披露されること
3 驚くべき真実と意外な犯人が明かされること

貴作は、黎明期から現代の作品に至るまで、のちに発表された推理小説における理論セオリーへ大きな影響を与えた




推理ジャンルの著作物

C.オーギュスト・デュパン シリーズ

『モルグ街の殺人』(1841年4月)
短編作品 推理小説の黎明作品
原題:『The Murder in the Rue Morgue』

『マリー・ロジェの謎』(1842年11月ー12月、1843年2月)
短編作品
原題:『The Mystery of Marie Roget』

『盗まれた手紙』(1845年12月)
短編作品
原題:『The Purloined Letter』


以上、短編3作は C.オーギュスト・デュパン を探偵役とした作品である。

☆個人的には、『モルグ街の殺人』がイチオシです。





おすすめノンシリーズ

収録作品

『モルグ街の殺人』
『盗まれた手紙』
『マリー・ロジェの謎』

『お前が犯人だ』
『黄金虫』
『スフィンクス』
『黒猫』
『アシャー館の崩壊』

『黄金虫』(1843年6月)
短編作品 暗号解読ジャンル開拓作品
原題:『The Gold Bug』

新種の黄金虫を見つけたことを“わたし”に報告して以降、気が狂ったようなルグラン。それから一月後。「黄金虫が財宝をもたらす」とお宝探しの手伝うように頼まれた“わたし”は彼に従おうと決意して探検について行く。
“わたし”が、聡明な友人ウィリアム・ルグランとその従者ジュピターとともに宝の地図をもとに海賊キャプテン・キッドの財宝を探す冒険奇譚。

『お前が犯人だ』(1844年11月)
短編作品
原題:『Thou Art the Man』

資産家バーナバス・シャトルワーズィ氏が行方不明の後に遺体で発見され、甥ペニフェザー氏が身柄を拘束された。
無実を主張する氏は隣人のチャールズ・グッドフェロウ氏に真相解明を依頼する。
しかし、証拠は犯人をペニフェザー氏と示しており……

グッドフェロウ氏のが生み出した、ラトルバラーの奇蹟。
その活躍を友人の“わたし”が記した作品。






探偵役

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