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【古典的傑作の著者】ガストン・ルルー

(表記ルルーorルルウについて、ここでは「ルルー」を採用しました。)
幻想・ホラージャンルの小説執筆や法律に携わっているイメージが強い。
希代の傑作『黄色い部屋の謎』は、間違いなく推理小説の発展を促した作品のひとつ。


生涯

幼いころから優秀で、ロー・スクール入学とともに小説を発表するようになる。卒業した年に両親を亡くし、弟妹らを養いながら勉学に励む。弁護士資格の取得後は法律に携わり、訴訟・法律に関する記事を執筆するようになる。
週間新聞の連載小説を担当すると、様々なジャンルの作品を手がけた。
1925年に健康を害してからも執筆をつづけたが、1927年、尿毒症で死亡した。




『黄色い部屋の謎』著者 ガストン・ルルー

『オペラ座の怪人』『黄色い部屋の謎』の知名度が秀でた2作品の著者として有名なお方ですね。
後者の作品の評価について、傑作だと絶賛する方々と古くて拍子抜けする方々で分かれている。(わたしは、トリックの質や証拠の隠し方にも法廷で行われるルールタビーユを中心とした展開にも楽しませてもらったので前者です。)

法律関係の新聞記事の寄稿から20世紀初頭からはホラージャンルの怖いお話の執筆を開始。
ルールタビーユが登場する作品について『黄色い部屋の謎』の他はホラーテイストな印象なのは、比較的ホラージャンルのほうが書きなれていたからだろうか。




推理ジャンルの著作

ジョゼフ・ルールタビーユ シリーズ

『黄色い部屋の謎』(1907年)
長編作品
原題:『Le Mystère de la chambre jaune』

『黒衣婦人の香り』(1908年)
長編作品
原題:『Le Parfum de la dame en noir』

『第二ルレタビーユ』(1913年)
長編作品
原題:『Rouletabille chez le Tsar』

『悪鬼の窟』(1914年)
長編作品
原題:『Rouletabille à la guerre』

『水中の密室』(1916年)
長編作品
原題:『Les Étranges Noces de Rouletabille』

『都市覆滅機』(1920年)
長編作品
原題:『Rouletabille chez Krupp』

『怪しい足跡』(1922年)
長編作品
原題:『Le Crime de Rouletabille』

『Rouletabille chez les bohémiens』(1923年)
長編作品 未訳



以上、長編8作は ルルタビーユことジョゼフ・ジョゼファン を探偵役とした作品である。





シェリ・ビビ シリーズ

『Premières aventures de Chéri-bibi』(1924年)
長編作品 未訳

『Nouvelles aventures de Chéri-Bibi』(1921年)
長編作品 未訳

『Le Coup d’état de Chéri-bibi』(1926年)
長編作品 未訳



以上、長編3作は 怪人シェリ・ビビ を探偵役とした作品である。





ノンシリーズ

『オペラ座の怪人』(1910年)
長編作品
原題:『Le Fantôme de L’Opèra』

『殺人機械』(1924年)
長編作品
原題:『La Machine a assassiner』

(広告の作品は、フランス語です。邦訳を見つけることができませんでした。)





探偵役

ジョゼフ・ジョゼファンシェリ・ビビのページは作成中です。
もう少々お待ちください。

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