アドレスはとなりのトトロの斜向かい☆見習いプランクスターの奏花です。
サブリミナルヘルス促進委員会名誉会長就任を目指しております。
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さて。
2022年11月07日月曜日――江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞の贈呈式が昨年同様に開催されました。
11月初日ではなくて、11月第1月曜日が開催日なご様子。来年も楽しみですね〜!
はやくから史上最年少満場一致の江戸川乱歩賞受賞者が誕生したと賑わっておりました。
くわえて、名だたる先達から絶賛されている作品ということもあり拝読が楽しみです。
贈呈式が終わってからほくほくと楽しませていただく所存☆
昨年同様、会場は豊島区芸術劇場。
当日は直前まで授業があったので学校から直行しました。車内で外国語混じりのネンマツチョウセイが聞こえてきて、思わずギクリ……カクテイシンコクに怯えていると、池袋駅に到着直前のアナウンス「ご体調にお気をつけください」の優しさが沁みました。
今年は17時入場が影響してすっかりあたりが暗かったこともあり迷子必至でしたが、地図アプリを駆使したおかげで無事に到着できました。
エレベーターで上ると……ああ、お久しぶりですねカラフルな壁さん。
招待状を見せて座席を教えてもらうのと一緒に、講談社さんの封筒を受けとりました。A4サイズの中には、去年は座席に置かれていた冊子が何かのポスターと一緒に入っていました。なくさないように郵送されてきた招待状をその中へ入れた。
1階へ上ると、豊島区立図書館の蔵書で、第一回からの受賞作品が並んでおりました。撮影厳禁だったので眺めさせていただくにとどまりましたが、それだけでもわかる未読の多さ。まずは入手しないと……
また、去年は撮影できなかった正賞の乱歩像を撮影できました!
それから、今回の座席はなんと中央前方でした!
わたしの座席案内は黄色だったのですが、すぐ前の席の方はグリーンをお持ちでした。ひとまず拝みました。
昨年と同様、客席側の方をピックアップして髪型、服装、持ち物を含めた情報から年齢や職業の予想をして楽しんでいました。
昨年の贈呈式の映像が流されていることに気がついてからは、前方スクリーンから目を離せなくなりました。
式が開幕するまでは、映像の合間に受賞作品当てクイズ5問&講談社CMが流れました。
ちょうど視聴を開始したターンの5問目の答えが仁木悦子さん『猫は知っていた』でした。
こちら、ちょうど拝読しているところだったのでテンション上がりました!
他にも拝読したばかりの『戻り川心中』やサブスクで視聴した『翳りゆく夏』など、存じ上げている作品名がたくさん登場しました!
さすがは受賞作、あらすじだけでも魅力的すぎましたね。
未読の多さに幸運を感じつつ、まずは購入するところからがんばります。ほら、歴代受賞作は悠に50冊を超えているものでして……。
なにはともあれ。
昨年と同じ方が司会を務められていたこともあり、一気に開幕の実感がわいてきました!
京極理事の挨拶、月村氏の経過報告が行われました。
〈2022年江戸川乱歩賞は史上最年少満場一致受賞〉
荒木あかね『此の世の果ての殺人』
特別MV→aruma『終夜(よもすがら)』
〈2022年日本推理作家協会賞は3部門計4作受賞〉
長編および連作短編集部門
芦辺拓『大鞠家殺人事件』
短編部門
逸木裕『スケーターズ・ワルツ』
大山誠一郎『時計屋探偵と二律背反のアリバイ』
評論・研究部門
小森収『短編ミステリの二百年〈1〉~〈6〉』
〇上記5作について、それぞれの内容の詳細は以降のレポートでまとめるものとします〇
ただ、せっかくなので僭越ながら受賞作家様方に対して似顔絵とメモを、恐縮ですが少し公開☆
アラキ氏
細身な印象 かわいらしい女性
先輩作家さんたちにたくさん応援されてた!!
こういうお姉さんが欲しい(悪いな、兄よ。わたしは姉が欲しいのだ)
アシベ氏
おしゃべりさん 話が止まらない 大学の先生にいそう
32→64→128?!(TPが2倍ずつだから、次は128歳?!)
イツキ氏
背が高い テレビ局の役員にいそう メガネがお似合い
身近な方を大切にされる(故サカキバラ編集への餞)
オオヤマ氏
落ち着いた方 新聞社の上層部にいそう メガネがお似合い
連城三紀彦、鮎川哲也 アリバイ崩しもの
コモリ氏
お茶目なおじさま
ひとりひとりほめていく 講演会開いたら人気そう
それぞれ正賞と副賞の贈呈が行われ、閉幕が近くなったころ。
荒木氏へのサプライズとして有栖川有栖氏の登壇&贈花が行われました。
荒木氏は中学生のとき有栖川有栖氏の短編『探偵、青の時代』がきっかけだったそう。涙ぐまれていました。
いつか「荒木あかねさんの作品を拝読して推理作家を志しました!」という受賞者の爆誕がいまから楽しみですね♡
20時過ぎに終わりの言葉があり、池袋駅へ。その道すがら、電子版の受賞作を揃えてしまいました。おうちで本棚に並んでいるのに欲が出ましたね、はい。
2021年から贈呈式が一般公開されて、作家志望に多大なる動機や昂ぶりが与えられたのは記憶に新しく思います。
2022年の受賞者様の将来や作品群に向けられる期待も、さらに増しているでしょう。
2023年の受賞者ならびに受賞作品はどうなるのでしょうか。
文壇から目が離せません!!