このたび晴れて、”耐えねば。”でお馴染み『腓返りぬ』主演候補に名を連ねる運びとなりました。初日に天満、天満橋、天満宮に翻弄されたのが原因だと確信しているので、たこやき食べるために大阪案内ガイドを雇いたいです。
是非ともネーミングセンスにケチつけさせていただきたい都市・大阪へ参りましたわけですね。雨も飴も降りませんでしたが、新幹線を降りてから30分でホテルに到着する予定だったのに2時間以上かかりましたとさ。めでたしめでたし。
さて。
心の底から思いました……前日入りして良かった。
2024年9月8日は、何の日? そう、文学フリマ大阪12ですね。
ちなみに、文学フリマとは日本各地で行われている文学作品の展示即売会でございます。
今回もミステリ文豪たち(庵字さん、菱川さん、凛野さん)に紛れこむ修行です。
関西すごい、車窓からの景色ぜんぜん違う!!
はじめてひとりで新幹線に乗ってしまった……!!!!!!
この感動とコロコロのおかげで2時間の徒歩を乗り切れました。わたしの0.5時間、関西では2時間です。
おかげで本場のお好み焼きをおいしくいただけたので問題ありません。コムラがさよならしただけです。
ちなみに、今回は新作が間に合わなかったので、次回参加予定の文学フリマ福岡10にお預けです。
前作の誘解RTAを書き終えてから7月半ばまで時間かけたのに、痛恨のおもしろくなさ。
いままで自作に対して「おもしろい」が無い代わりに「おもしろくない」も無かったのですが、なぜか今回はありましたもので。
さすがに自分がおもしろくないと思ったものに値段をつけて販売する勇気はありませんでした。英断です。
ということで、増刷した前作とともに出発。
会場に関して、迷う覚悟もしておりましたが、関西の方は気さくなのでしょうか、文学フリマ出展者だという方々に話しかけていただき一緒に現地へ向かいました。
迷子を想定して出発したにもかかわらず迷子にならなかったので大分早く到着したのですが、それよりも早くから並んでいる方々のお姿……さすがです。
やがて列が動き出し、チケットと交換で出展者シール(東京38はリストバンドでしたが、今回は正方形のシールでした)を入手。おー57,58【新生ミステリ研究会】ブースに移動。
なんと1番乗り!! コロコロは偉大なり。
ただ、設営用品を持っていなかったので手持ち無沙汰な時間がありました。
書籍と無料配布を別のバッグに移して準備完了、他ブースの準備を進める様子を眺めていました。
東京のときとはなんとなく違うように感じましたが、それでもこの「明るい雰囲気」やはり好き。
まもなくみなさまお揃いになったので設営を進め、完了させました。
このとき、
庵字さん『ナイト・スティンガー』
凛野さん『探偵・渦目摩訶子は明鏡止水』
それぞれ献本いただきました!
御返しができない無念は次回以降で晴らしましょう。
なお、このタイミングでお隣さんのネクタイおしゃれな安条さんから『盲目探偵』上&下を購入させていただきました!
これぞ出展者のメリット。声を掛けられればいろいろどうにかなることが多い。
文学フリマ京都9にて菱川さんがおもしろかった購入本だとポストして自慢なさるものですから。
気にならないわけがありませんよね。(実際、おもしろかったです!!)
文学フリマに参加するたび探偵が登場する作品が描きたくなってくる現象に名前が欲しい。
そんなこんなしているうちに、12:00ちょうど。
アナウンスの音頭によって出展者みんなで開始の大きな拍手をしました。
ということで出展者の権利を乱用して開幕ダッシュ→斜線堂有紀さんのブースへ。
『最後にして最初の探偵』を購入。
東京38のときの目標を達成しました。
もう安心。あらゆる物事が、どうにかなる。
ということでいくつかハイライトを。
まずは開幕直後、凛野さんとご交流のある男性、全冊お買い上げ。
沖縄からいらしたそうで。(誘解RTAの感想ポスト、ありがとうございます!)
まもなく我らがレジェンドもブースにいらっしゃいました。
さすが大阪、大都会。日本列島の中央付近にあるため足を延ばしやすいのでしょうか。
12:20
誘解RTAにご興味を持ってくださった紳士がいらっしゃいました。
案の定うまく話せずにいたら、凛野さんがフォローしてくださいました。
かたじけないっす、兄貴。
わたし、たぶん一生まもとな説明できないです。
12:35
凛野さんの作品の表紙を描かれている、しおごはんさんがいらっしゃいました。
東京38のときもいらしたそうですが、ちょうど休憩に出てしまっていたため初対面でした。
「ネックレス素敵ですねー」とかなんとか申し上げていたら、自己紹介してくださいました。
東京でいただいた飴、おいしかったです。
12:57
誘解RTA、はじめて単独でご購入していただけました!
ありがとうございます!!
もちろん複数冊のうちのひとつとして購入していただけるのも嬉しいのですが、単独だと目当ての1冊としてもらえているように感じて嬉しさは一入でした。
13時ころに、髪型が素敵な女性、チェックシャツの男性が立て続けに購入してくださいました。
髪型すてきでしたね、彼女。同じことしようにもやりかた知らない&面倒くさがりのせいでやらないですし、やってみて完成度が保証されるわけではありません。すごいなぁと思いつつ見送りました。
チェックシャツ、わたしも休日出かけるとき同じような服装なので親近感わきました。
(「おきものステキ」だとメモしてたけどよくわからない……何の置物だろう、と悩んでおりましたが、ようやく「お着物か!」と思い至りました。いらしたよ、猫ちゃんの方!! かわいかったです!)
今回も今回とて。事件は14時ころに起きやすいのでしょうか。
ナツさんが襲来しました。
〝小説家になろう〟にてKanさん主催リレー小説に参加した際、ナツさんの次だったのですが……まあ、ね。読んでいただければ予想つきますよ。わたしがどれだけ大変だったのか。
最近ナツさんが〝小説家になろう〟を退会されたとKanさんが嘆いていらしたので、連絡しましたよね、さすがに。
覚えてくださっていた嬉しさもさることながら、リレー小説の被害を訴えたところ「かわいそうにー」とのご返答。この方は間違いなくナツさんだと信じられました。
自力では書けないものを書かせてもらえたので楽しかったのですが、考えていた内容をいつもことごとく破壊されていたあの時期は、ね。リレー前半組としての気楽さはあったものの別の意味で執筆が大変だったなぁ、と。
良い思い出です。
まもなく、40分ほど休憩をいただきました。
開幕数分で目標を達成していたので、気負わずウロウロ。
お金が飛んでいく現象を体験しました。いつの間にかなくなってました。怖い。
書籍2冊、絵葉書やシールなどをいくつも……次回以降は軍資金増額せねばならんようです。
(閉幕後、お隣さんのブースの女性陣に次の大阪で買いますと宣言しておきました。名刺いただけたのでどうにかできる気がしなくもない。)
休憩から戻ってからは、
ご家族連れ、おしゃれな帽子の女性にお買い上げいただきました。
16:25のアナウンスで5分後に見本誌回収締め切りだと告げられ。
17:00には音楽とともに、おしまいの拍手。
今回もホワイトボードは賑やかでした。
(写真撮るの忘れてました汗)
打ち上げのお店へ向かう途中では、本屋さんで2冊購入。
もはや財布の紐なんてものは存在してません。
ただ、『魍魎の匣』、読まないといけないと思いつつ厚さに怯えております。
まあ、なんやかんやありつつ。
レジェンドも交えた打ち上げ。
視点も考えかたも、大変おもしろかったです。
ひと足早く帰路につかせてもらい、タクシー運転手さんの安全運転で新大阪駅へ。
ひとりでタクシー乗ったの初めてだったのですが、案外、大丈夫でした!
うとうとしているところ運転手さんが起こしてくれました。笑
この仮眠のおかげで軽めの疲労が吹っ飛んだらしく、新幹線の車内では興奮をそのまま新作執筆にぶつけ、たこ焼き食べ損ねたことに気づいたりプロットを組みなおしたりしながら帰宅しました。
新作は、その後、ほぼ不眠不休で9月11日の6時前に新作草案を描き終えたそうです。
60時間弱で文字数+140,000……テンション狂っていたんでしょうね。
仕事しながらコレ。
我ながら怖い。
寝てくれ。
頼む。
詳しくは近日公開する、詳らか創作レポを参照してくださいませ。(ホラーかもしれません。怖いの苦手な方、ご注意を。)
文学フリマ大阪12について、まとめは以下のとおり。
・たこ焼き食べ忘れたのなんでだろう?
お好み焼きは食べたのに。
ご当地グルメは食べねばならない。
・やはり日本の標準子午線は兵庫県明石市在住
距離的にも行きやすい雰囲気?
いろいろなところからたくさん人が来るから気さくな方が多い?
・計画、大切
知ってる。大切にしたい。
出発数日前以内に必要なもの揃えるのやめたい。
↑今回の購入品
次に参加する文学フリマでは、まずご当地グルメを堪能する……これが、最優先です!!
誰が何と言おうと、おいしいものが食べたい!!!!!!
ちなみに、おそらく次回は福岡。つまり、博多ラーメンは欠かせない。
加えて、好きなシンガーソングライターさんの出身地ということもあり、聖地巡礼気分でございます。
チキンハートは着々と鍛えられているので、ぜひとも頑張っていただきたいところですね!