【概要】

〝ミステリ〟を重視する観点から、
優れた作品の選出を目的とした企画です。
提出されたミステリ作品は、各部門の条件が満たされている必要があります。
参考として、本サイトにおける広義のミステリ・推理ジャンルの定義として
提示された謎に対して、論理的かつフェアな解答を行う
こちらを採用しています。
選考過程は、部門の選考ごとにすべて文字起こししてサイトに公開します。
なお、選考への影響を抑える努力をしたうえで、選考委員も参加可能としています。
受賞した作者/作品にはインタビューや記念イラストをご用意するほか、何かやりたいことがありましたら可能なかぎりご協力します。
楽しんでいただけると嬉しいです!
選考委員
MysteryExhibition1では、庵字、菱川あいず、運営が選考委員を務めます。(敬称略)

Mystery Exhibition開催によせて
「Mystery Exhibition」の選考委員を務めることになりました、新生ミステリ研究会会長の庵字です。
この「Mystery Exhibition」は、「Exhibition(展示会、発表会)」というだけあり、参加作品の優劣を決める「レース」ではありません。参加すること自体を楽しみ、各々の作品の個性を披露しあうイベントです。いちおう「最優秀作品」の選出はありますが、少なくとも私は、作品としての出来不出来ではなく、「なんだか目立っていたな」くらいの気持ちで選出するつもりです。「賞を取ることでなく、参加して自作を他人に読んでもらい、楽しんでもらう。ついでに選考委員からコメントをもらう。変に目立てば、最優秀作品なるものをもらえるかもしれない」これくらいの軽い気持ちで参加していただきたいと思っております。
というのも、私が「新生ミステリ研究会」の仲間とともに「文学フリマ」に参加するようになって感じたことがありまして、それは、「思っていたよりも『ミステリ』を書く人って少ないんだな」ということです。文学フリマのWebカタログでは、出店者をジャンルごとにソートして見ることが出来るのですが、「文学|ミステリー」ジャンルの出店は、他のジャンルに比較してかなり少ないと感じています(「新生ミステリ研究会」が開催唯一の「文学|ミステリー」ジャンルだった。ということもありました)。
ミステリ人気が低いということはないと思います。実際、書店の棚には多くのミステリ小説が並んでいますし、「創元推理文庫」「ハヤカワミステリ」といった歴史の長いミステリ専門レーベルも健在です。民放ドラマの各クールからも、探偵ものや警察ものなどの広義のミステリに属するジャンルの作品が消えたことはありません。「名探偵コナン」の人気はもう何十年も持続していますし、「おしりたんてい」も低年齢層に人気のシリーズです。ミステリは老若男女を網羅するエンタメなのです。
そこへきて、なぜ文学フリマの「文学|ミステリー」ジャンルは出店者が少ないのか。普通であれば、ジャンルの人気とアマチュアの創作活動量は比例してくるはずです。もしかしたら、「ミステリは書くためのハードルが高い」と思われているのでしょうか。
「読むだけでなく、書くことで得られるミステリの楽しさを、より多くの人に知ってもらいたい」新生ミステリ研究会会長として、そんな想いを抱いていたとき、会員の視葭さんより、「Mystery Exhibition」の開催プランがあることを知らされました。しかも、恐れ多いことに選考委員を務める運びにもなりました。
「ミステリ界随一のやさしい世界」を目指す、そんな「Mystery Exhibition」への振るってのご参加を、心よりお待ち申し上げております。



この度、畏れ多くもMystery Exhibitionの選考委員を務めさせていただくことになりました。
『Exhibition』という単語からどうしても連想してしまうのは『Exhibition Match(親善試合)』です。
贔屓にしているサッカーチームであるACミランは、今季開幕前の『Exhibition Match(親善試合)』では、世界の強豪相手に結果を残しました。マンチェスター・シティに勝ち、レアル・マドリードに勝ち、バルセロナに引き分けだったのです。夢を見ているような好成績です。
ところが、セリエAが開幕すると、格下相手に負けまくり、順位は低迷しています。シーズン途中でフォンセカ監督は解任され、後任のコンセイサオ監督も今期までの仕事だろうと言われています。来季ヨーロッパのコンペティションに向かうための最後のチャンスは準決勝の1stレグを終えたコッパイタリアです。果たしてACミランは、国内カップ戦で、ライバルであるインテルに勝利し、汚名返上となるのでしょうか……。
……すみません。話がだいぶ逸れました。
何が言いたいのかというと、Exhibitionという場では結果を追い求めてはならないということです。
大事なのは、結果ではなく、〈何を表現するのか〉ということです。
サッカーでいえば、今季どのようなチームを見せていくのかを示すことであり、創作でいえば、自らがどのような作家であるのかを示すことこそ、Exhibitionで求められていることなのです。
正直言って、僕は、選考委員には不適任だと思います。
子どもの頃から好き嫌いが激しく、サッカー好きなので野球は嫌い、犬好きなので猫は嫌い、という感じで二項対立のいずれかに軍配を上げなければ気が済まないタイプです。アイドルを応援していた頃も、推し以外とは絶対にチェキを撮りませんでした。
あまりにも今回の企画の趣旨から外れた人間なので、選考の場では黙っているのが吉かとも考えました。
ただ、もしかすると、僕が選考委員を務めさせていただけるということ自体が、今回の企画の包容力によって実現しているのかもしれません。〈みんなちがってみんないい〉の精神は、選考委員の〈選考〉にまで及んでいるのかもしれません。
どのような選考委員でも包摂される企画なのであれば、当然ながら、どのような作品でも歓迎されるということになります。
みなさんの〈型外れ〉のミステリをお待ちしております。



おもしろいミステリを読みたいだけの運営です。
周囲に恵まれ、この度、新企画MysteryExhibitionを実施します。
ご縁があって所属している新生ミステリ研究会のほうで「選考委員、やりたい方いらっしゃいますかー?」とお声掛けしたところ、庵字さんと菱川さんのおふたりが手を挙げてくださいました。新生ミステリ研究会員=わたしよりミステリに詳しいと同義であり、会長&副会長ともなれば何も不安なことはありません。ですから、やらかしたときのために先に申し上げておきましょう――すみません、ありがとうございます。
さあ、なぜわたしはやらかすこと前提で臨んでいるのか……そうですね。すでにやらかしているからです。
ひとつは、アイコン作り忘れていたことです。昨日の朝に気づいて、寝る前までに気合で完成させました。おわかりのとおり途中から迷走していますが、わたしはこれで満足しておりますのでMysteryExhibition1のアイコンはこちらになります。異論は認めません。わたしがルールです。
もうひとつは、わたしが選考委員のひとりであることです。本当は選考委員の外部協力者のひとりとして、他数名に声を掛けていました。しかし、日程が合わせるのが難しかったり謙遜されたり、大本命のわたしの祖父に至っては「年寄りだから」と辞退されてしまいました。お年寄りは孫娘のボルダリングに付き合ってくれないものだと主張したのですが……難しいお年頃のようです。そんなこんなで、最低3人は選考委員が欲しかったため、わたしまで名を連ねる運びとなりました。無計画だからこうなるのですね、良い学びです。
手探りばかりで恐縮ですが、一緒に楽しんでいただけると嬉しいです!
【応募要項】
応募方法
- ペンネーム
- 作品の題名
- word形式の作品ファイル
上記3点を用意して、以下の専用フォームに入力&送信してください
専用フォームは、本ページの2か所のみ(【応募方法】/【応募規定】当該部門)に存在します
なお、部門ごとの締切を超過した作品提出は無効とします
何か問題がございましたら、cmse.mystery@gmail.comまでご連絡ください
応募資格
〝提示された謎に対して、論理的かつフェアな解答を行う〟
これを満たしている作品を提出することのみ
参加部門は御随意になさってください
ひとつの部門だけの参加も、複数部門への挑戦も可能です
応募規定
第1部門 短編
条件:8000文字未満(ルビ振りを含まない)
2025年5月31日まで
こちらが専用フォームです
8000文字未満(ルビ振りを含まない)のミステリが対象作品です
締切の翌日に読書期間が開始されます
締切り厳守ですので、余裕をもってご応募ください
本サイト上に作者名を伏せて、題名と作品を同時公開します
読書期間のおわりごろ、選考会を実施します
選ばれた作品・選考会の内容を本サイトに公開します
なお、2026年の文学フリマにて頒布する予定の書籍にも掲載します
第2部門 指定文
指定文 「そんなのパンナコッタだって迷惑こうむる」または「事件の鍵を握るのはあの人物に違いない」 を作中で使用する
2025年8月31日まで
募集前です
締切の翌日に読書期間が開始されます
締切り厳守ですので、余裕をもってご応募ください
本サイト上に作者名を伏せて、題名と作品を同時公開します
読書期間のおわりごろ、選考会を実施します
選ばれた作品・選考会の内容を本サイトに公開します
なお、2026年の文学フリマにて頒布する予定の書籍にも掲載します
第3部門:名探偵創造
与えられた人物(以下の画像を参照)が作中で謎解きをする
2025年11月30日まで


上画像が、テーマの人物です
好き勝手してください
(メモの内容をそのまま作中で用いる必要はありません。イメージの一助になれば幸いです)
募集前です
締切の翌日に読書期間が開始されます
締切り厳守ですので、余裕をもってご応募ください
本サイト上に作者名を伏せて、題名と作品を同時公開します
読書期間のおわりごろ、選考会を実施します
選ばれた作品・選考会の内容を本サイトに公開します
なお、2026年の文学フリマにて頒布する予定の書籍にも掲載します
【各賞設定について】
最終結果 2026年3月上旬に発表予定
- 各部門賞
3部門ごとの作品について、それぞれ最優秀作を選出
- 総合賞
3つの部門すべての作品を対象にして、最優秀作を選出
- 奨励賞
3つの部門すべての作品を対象にして、5種類の佳作を選出
・トリック賞 :作中のトリックについて、最優秀作を選出
・ギミック賞 :作中のギミックについて、最優秀作を選出
・探偵役賞 :最も魅力的だった探偵役を選出
・ベストワン賞:各選考委員が選出、最も気に入った作品
・読者賞 :読者投票を実施、最大得票を得た作品
注意について
- ある事情で提出作品を非表示にすることを希望されるときは前述メールアドレスや本サイトのフォームからご連絡ください。
やむを得ないと判断したとき、必要な対応をいたします。 - 本サイトにおける通常の小説投稿とは異なり、誤字脱字の指摘はいたしません。
- 基本的には1次創作を対象とします。
2次創作について、著作権が切れていたり作者の了承が得られていたりする場合はそのかぎりではありません。 - 何らかの問題によって第三者へ侵害を与えたとき、すべて参加者様の責任とさせていただきます。
- 本企画において金銭のやり取りはございません。したがって、原稿料は発生しません。